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平成13年7月15日 支部入札鑑定

2009/02/26 00:15
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 私、元来データをとったりそれをキッチリと整理したりする性格ではありません。
ですので入札鑑定についても書籍は持たずかろうじて同然表だけ持って行き(書籍は持ってゆくべきだと思います)、やりっ放しで、現在は過去の入札用紙だけがなんとか残っている(一部紛失)と言う状態です。
しかも、自分の入札しか記しておらず、正解が分らない態の用紙も多々あります。
 入札鑑定と言う大変貴重な勉強の場でなんともったいない事をしているのか・・・と反省し、最近は用紙の裏に少しメモッたりはしていますが・・・。
 しかし名刀を拝見し、しかもそれを実際手に取って見せて頂けると言う事と、100点目指して色々考えながら札を入れる楽しみを人並み以上にしっかり味わっている自信は有ります(^O^)♪


  13年7月15日支部入札鑑定

一号 一の札 靖国刀  同然

二号 一の札 石堂是次
    二の札 石堂常光
    三の札 石堂為康 同然

三号 一の札 石堂是次
    二の札 石堂常光 
    三の札 石堂為康 同然

四号 一の札 長船則光 当り

五号 一の札 出羽大掾 イヤ
    二の札 直秀    イヤ
    三の札 水心子   イヤ


この時の正解は何だったのか・・・?! 

四号の則光だけは当っていますので分かりますが、刀だったのか脇差か・・・?
以下勝手な想像です・・・、定寸、反りがしっかりと有って少し腰反り気味。 身幅狭めで重ね尋常。 
棒樋をハバキ上で丸留め。 ベッタリと全身に映り有り。 完全な匂い出来の少し間伸びした互の目、すこし角ばる互の目混じり。   こんな感じで。

一号は確か直刃短刀でした。 肉がゴロンとついて細名倉以降効いていない状態だった記憶が・・・。 短刀はほんの少ししか存在しないはずですが、思い切って靖国刀に入札した記憶があります。
確か正解は新々刀、高橋長信と言う事だったか・・?!

二号三号は同じ刀工で揃えて各札入れています。
福岡、江戸、紀州と石堂ですねぇ・・。 紀州で同然ですが、確か正解は多々良長幸だったか橘康廣だったか。
長幸だったでしょうか。 だとしたら本国が紀州ですのでおまけ同然と言う事かな?!
全く同じ作風で元来の大小だったと思います。  以外に、同一刀工でしかも元来の大小と言うのは少ないもので貴重ですね。

五号は全く覚えて居ません・・・。
出羽大掾国路でイヤ、勝弥直秀でイヤ、水心子正秀でイヤ・・・。
多分直秀でイヤとしたのにまた正秀と入って来て、あまりのアホ解答っぷりに、「もっと勉強しなさい!」と言う意味でイヤとされたのだと思います(^-^;
それにしても利かない目で、出羽〜直秀〜水心子と見た刀とはなんでしょか・・・?

造り込み健全で中切っ先少し延びた・・・・、少し反りの有る寸詰まり脇差。  イヤイヤやはり、
造り込み健全で中切っ先少し延びた二尺四寸台の乱刃の刀でしょう。
最初の出羽の札は忘れて、匂い出きですが、刃中に向かい匂いが大変深く、少し尖り気味で片落ち風の互の目などを交えつつ。 
地鉄は出羽の札を少し考慮して、詰みすぎず板目など交えて地沸付き晴れた地鉄。

ん〜、畿内、東海道、水心子系を外してこの作風(想像上)となるとかなり難しい札となって来てしまいました・・・。

うわぁもうダメです解らなくなって参りました・・・。

と言う事で、時代違いイヤだった事にして、特別重要刀剣の畠田と言う事にしておきましょう(^-^;


そういえばもう10年ほど前ですが、特重の無銘備前三郎国宗を栗原信秀と言ってしまい、その2年後に同じ刀をまた信秀と言ってしまった事が有ります(深い意図は全く無く単純に健全な古刀の経験が少ないだけです)。
本当に減っていない古名刀は浅い目で見れば新々刀としか見ることが出来ないのですねぇ。
はてさて少しは進歩したのでしょうか。機会があればもう一度拝見したい名刀です。
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支部入札鑑定 平成20年12月21日

2009/02/23 23:03

一号 
 短刀。八寸ほどのすっきりとした短刀。 帽子倒れ。 室町中〜後期に見えます。

一号にこれを持ってくると言う事は”来”などの古短刀か。
いや”来”と見せて実は美濃物と言うパターンか。
いやいや之定と見せて実は・・・。

 手掻包真と入札。

二号
 刀。 反りまだ有り、茎尻に銘状態でしょうか。 腰は大きめ先に行き直ぐ調の乱れ。 
至徳、明徳でしょう。

 長船政光と入札。

三号
 短い刀。 二尺一〜二寸か。 広めの直刃。 匂い口深く、沸えるが少し沈む。
平地に鍛接の筋が長く一筋有り、途中途切れつつも同一線上に続く。
この筋に大変迷うが出来口を採る事にする。

 肥前初代忠吉と入札。

四号
 脇差。 大切っ先で反り深め。素剣等彫り有り。
わぁ分らない・・・・。 寛文以降か!?
 尾州信高と入札。

五号 
 平脇。 一尺一寸ほどか。 棟寄りに広めの樋。
兼房乱れ。
ここは京都支部なのでっと・・。

 大兼道と入札。


  イヤ
  当り
  通り
  イヤ
  同然


一号 あわわ。いらぬ事を考え過ぎました。

 之定に入札。

三号 んんん。 やはりあの白い筋は、いつも思う通りです。

 薩州正良と入札。

四号 ちょっと奇抜な脇差はこれか。

 丹後守兼道と入札。

五号 同然になってしまったか・・・(T-T) また妙な札の入れ方をしてしまった。 しかしこれが入札鑑定の楽しみです(^^)


  同然
  当り
  当り
  国入り
  同然


四号は全く分らなくなってしまったので、同然表を開きました。
大阪で諸条件に合う人は・・・。 全く見つからないので鈴木貞則に入札。


  同然
  当り
  当り
  同然
  同然


 一号 短刀 兼先
 二号 太刀 長船政光
 三号 刀  薩州正良
 四号 脇差 井上和泉守国貞
 五号 脇差 兼房 


三号の正良ですが、薩摩刀にこの手の白い筋の有る物をよく見ます。 鍛錬方法の表れなのでしょう。 芋蔓(いもづる)もこれに関連するのでしょうね。 他国にはあまり見ません。
普通に薩摩刀に見える出来ならば簡単なのですが、全くそう見えない場合、もしもこの筋が有れば薩摩に入れれば当りそうです。 
いつもそう思うのですが、どうしても出来に負けてしまいそっちを重視してしまいます(>_<)
しかし今回で確信しました!
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筑前守信秀於大坂

2009/02/22 23:58
 栗原信秀(新々刀 武蔵国)の大坂打ちの刀を研磨記録にUPしました。
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極め変え

2009/02/20 22:27

 このほど、以前御刀を研磨させて頂いた方から、「千代鶴から越前来へと極め変えがなされた」とのご連絡を頂きましたので、研磨記録の古刀、越前国千代鶴から、越前来へと変更致しました。
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以前の解説にも書かせて頂いておりましたが、研磨の感想として大変出来が良く一段と古く見える御刀でしたので「越前来」の極めがこの御刀には相応しいと思います。
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尻懸画像追加

2009/02/18 23:08
研磨記録、古刀、大和國・尻懸に画像を追加しました。
クリック→尻懸
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支部例会入札鑑定

2009/02/17 00:20
 昨日は久々に入札鑑定会に参加させて頂きました。



 あ五号見た事ある短刀・・・。


一号 小太刀か。
 細身、腰反り、直刃。  切っ先は小さいが少し延びる。研ぎ崩れ。 重ね尋常。
多少締まり気味の直刃ですが匂い口が細かく働く。
地肌はかなり流れる。 地色は黒く、全身肌立つ。(肌立ちは元来の物では無く、古研ぎで長年の打ち粉手入れによる物でしょう)
棒映りとも段映りとも取れる淡い映りが見られます。

 全体に青江とまでは見えないのですが、映りをとって青江貞次に入札。


二号 小さい脇差。
 棒樋をハバキ上で丸留め、その下に爪。 応永目顕著。

 長船康光に入札。


三号 太刀。少し細め。 輪反り。 鎬少し高く、鎬幅広め。 
 切っ先小さめで詰まる。全体的にももちろんそうなのですが、切っ先周辺が特に形状の整った美しい状態です。
 古研ぎで肌立つ。少し流れぎみ。
 整った締まりぎみの直刃で刃中細かく働く。  帽子が古三原風。

 全くわからない・・・。 おそらく間違っているが大和尻懸と入札。


四号 刀。  刀姿。 地は白っぽく弱く感じる。 
 刃を見ると、なんとも古調で綾小路に見えます。 地肌の状態は頗る古いからでした。
 数年前か1分間ほどですが拝見した綾小路末行ではないかな。

 綾小路末行と入札。


五号 短刀。 入札が終わってからゆっくり拝見する事にします。

 長船祐定と入札。


 通り
 当り
 通り
 当り
 当り


一号は備前には持って行きたくないなぁ・・・。
一号 法華一乗と入札。

三号は大和で通りなので山城しか有りません。
来には諸条件が合わないし、信国とも違うし・・・。 了戒にしては地肌が強いと思います。
さっぱりわからなくなったので、一番近いであろう来國俊に入札。


 通り
 当り
 当り
 当り
 当り


一号は落ち着いて考えればやはり備前です。
小太刀と思ったのがそもそもの間違いで、備前室町中期のスリアゲでしょう。

 祐光と入札。

 当り
 当り
 当り
 当り
 当り


一号  刀 長船祐光 応仁二年紀(磨り上げ)
二号  脇差  長船尚光(応永)
三号  太刀  延秀(山城・鎌倉末期・磨り上げ)
四号  太刀  末行(綾小路)
五号  短刀  長船祐定 大永元年(与三)


 三号の太刀、延秀は大変珍しいものです。 第42回重刀なのですが、そういえば以前図譜を見ていて「こんな人初めて聞いた」と思った記憶が有ります。
改めて図譜を見ますと、「京大宮鍛冶と備前大宮鍛冶との関係は定かでは無いが、通説では鎌倉後期に京五条猪熊より備前に来住したとされる。」とあり、延秀は京の大宮鍛冶だそうです。
「地刃の出来がいかにも典雅」と讃えられていますがその通りの太刀でした。
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栗原信秀

2009/02/05 23:24
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研磨記録、次回は栗原信秀のUPを予定しています。
清麿高弟でありまた彫りの名人としても大変高い人気を誇る刀工です。
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研磨記録のページ更新

2009/02/05 22:36
 研磨記録に住人忠吉脇差を追加しました。
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肥前國住人忠吉作

2009/02/04 01:07
大分以前に予告させて頂いておりました”住人忠吉”脇差を近々研磨記録にUPさせて頂きたいと思います。
この脇差も近年新発見の御刀です。(研磨の御依頼で有り、もちろん私の発見では有りません(^^))
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HP上に、幾つか「新発見品」と称し御刀を掲載させて頂いておりますが、上々以上クラスの御刀が所謂”掘り出し物”的に出てくる事は本当に本当に極極稀な事で有ります。
お宝発見の期待膨らむ内容で有ろうとは思いますが、そうそう簡単に大イワナは釣れてくれません(^-^;
あまり大物を狙いに行くと、思わぬ落石に会ったり、雨天時の無理な釣行で稲妻に打たれたり・・・。
また、釣れたと思いきや大オイカワや大カワムツや大アブラハヤかも知れず、しかもそれを美味い!と食べてしまうかも知れません(^-^;
それでも未だこの様な御刀が眠って居るのもまた然りなのですね(^^)
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京都 刀剣研磨 2009年2月のブログ記事/BIGLOBEウェブリブログ
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