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ダイヤ砥石で

2012/09/28 01:27
刃艶スリ用にダイヤモンド砥石を購入。
新品はよくおりる。
確か以前、ダイヤモンド砥石で刃艶を作ったがもう少し荒いのが有ればいいのに・・と書いたと思いますが、単に使い古した物だったのでおりが悪かっただけかも知れません。
本日は快調快調。
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近々非常に焼きの高い刀の刃取りをしますので私の持っている刃艶の中でも最強の部類に入る艶を準備。
画像の様に板にくっつけて擦れば指状に凹む事も有りませんし、何より数倍短時間で擦れる。
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こう言う簡単な事って意外と思いつかないもので、私も大変お世話になって居る大工さんから教えて頂くまで普通に手で擦っていました。
荒い砥石で擦る時などは砥面が全く崩れないので特に有効です。

しかし刃艶は見た目で良否は分かりませんねぇ・・。
この刃艶も良い物になどとても見えません。
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また研ぎの話ですが

2012/09/27 01:27
 ホームページをやっておりますと、研磨に御興味を持たれない方が多い事はよく分かるのですが、そこをあえてまた研磨の話で・・。


昨日書いた上手な研ぎを今日も見た。
この手の研ぎを過去に見たと書きましたが、同じ研ぎかは不明ですが、何度か近い物を見た事が有る。
文殊包守(10年ほど前)、銘は失念しましたが在銘男薙刀(15年ほど前)、無名脇指で宇多の極め(7年ほど前)。
おそらくいずれも関西の研ぎ。

10〜20年以上前の研磨コンクールのレベルは非常に高かったのだと感じます。
しかしそこに出してこない凄腕の研師が居た・・。



 今月初めに30代前半研師の研ぎを拝見した。
こういう仕事が出来る若手研師が生まれて居るのです。
何分も何分も粗探しをしようとしたが見つけられず・・。(あえて言えばまじめ過ぎる研ぎとでも言うのでしょうか・・・。批評出来る立場ではありませんが私の感想です。)
こういう仕事はそうそう無いですよ・・。 昨日今日と見た研ぎでも良い所を見ず粗探しをすればいくらでもありますから。 
研師が粗を見つけられない仕事。
どれだけ時間が掛かり、どれだけ気持ちが入って居るか・・・・・・・。

同業とはこういうものです。 
粗探しから入るのが研師の悪い癖です。 
それでも悪い所を見つけられないのですから若手地方研師にも凄い人が居るのです。

自分の仕事を粗探しから入る研師に見られたらどうするか・・・。
これがまた難しい(笑)
精進精進。

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研ぎをみた

2012/09/26 00:21
今日は研ぎ場で上手な研ぎを見た。
いつ頃の誰の研ぎかは分からない。
刀は新刀で大互の目。
非常に手慣れた仕事。おそらく業者仕事ではなかろうか。
刃肉と地肉のバランスが絶妙。
鎬地の平面度が凄いのですが、この様に見える研ぎは単に正確に平面だからそう見えるわけでは無い。
棟の平面や各角、肌の出し方と磨きの精度が重要なのでしょう。
刃取りの大胆さと手際の良さは才能なのか経験なのか…。
使用して居る艶類も素晴らしい。
おそらく50代始め当時のお仕事か、などと勝手に想像します。
実力の70%くらいの力でさささっと研ぎ上げたのでは。
誰かはわかりませんが、この研ぎは2、3振り見た事が有ります。
コンクールでは見ませんが、高い技術を持った研ぎ師だと思います。
こう言う仕事に憧れる。



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刀鍛冶になりたい

2012/09/20 21:38
今日は刀鍛冶志望の高校生が来ました。
今までそう言う人を色々見ましたがこの人はちょっと違う・・。
毎日毎日刀を研いで居るだけのおっさんの感じる事なのであてにならないかも知れませんが、ちょっと光る物を感じてしまった。
こう言う若者を沢山見ている面接官に聞いてみたい。 
そんな人はざらに居るよと言うのでしょうか・・?!
そもそも企業はこういう人は求めないのか。
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棟の鑑賞

2012/09/18 11:03
物打の刃先にそっと袱紗を当て、茎を耳の後ろまで上げ、棟先に目を近づけ、白熱灯の光りで透かしてみて下さい。(刃先に限らず棟や平地でもそうですが、袱紗を引っ掛けそうな小傷などに注意して下さい)

研師は棟先の鑑賞を前提に、棟先の帽子の返り部分にまでしっかりと内曇を効かせています。
硬い刀などは、棟先に内曇を当てる時には注意が必要で、強く当て過ぎると切っ先を欠く場合も有ります。
そう言う刀の時は力を掛けられませんので棟先の焼きに内曇を効かせる為に数時間を要します。
内曇工程だけでも結構な時間を掛ける訳ですから、それまでの工程も含めると棟先の研磨だけでも相当な時間を費やして居るのです。
こう言う事を知っていると鑑賞時棟先に白熱灯の光りを当てじっくりと見て、内曇が効いて居ない、棟の頂点寄りや棟角寄りに荒砥の目が残って居るなぁ・・など研師”あら”を見つけ、ほくそ笑む事もちょっとした楽しみかも・・。

姿の面でも棟先や棟区は重要です。
棟先の反りの維持や棟区の踏ん張り、こう言う部分に気を抜かないのが刀の凄いところです。
茎だけを持ってポカンと見ていたのではこう言う部分は見えてきません。

棟焼きを特長とする事でよく上げられるのが来一派です。
鑑定時どの刀工か迷う場合、棟焼きを見て”来”と入札する事も有ると思います。
本部講師も解説で、来の棟焼きは棟角では無く庵の頂点の部分に入る場合が多い事をいつも言われますが、棟焼きにもこの様に特長が出ている訳です。
また、棟焼きは単なる土落ちで、失敗の場合も有ると思われますが、意図して焼いた物も多数有ります。
色々な理由が有ると思いますが、棟焼きにより反りの調節をした物や映りを出す為に焼いた物などがそれでしょう。

研磨で棟を針で磨く時にも棟焼きには注意をはらいます。
意図しないと思われる場合は普通に磨き潰してしまいますが、意図していると判断する場合は磨き潰してしまわずに、
普通に焼き刃を鑑賞しているのと同等な光りを放ち鑑賞出来る様に、焼き部だけを潰さず全体に磨きをかけます。
これなども非常に手間が掛かるものですが、研師は皆そうしています。
画像

(画像は棟ではなく鎬地ですが上記の例)

刀工が反りの調整や不要な棟焼きを、焼いた銅で熱して消す事はよくありますが、入念に研磨された棟を鑑賞するとその痕跡を発見する事があります。
匂い口は無くなっておりますが、黒く焼きの形が残り、微妙に凹凸が残った物がそれです。 
こう言う部分を発見すると作刀の工程が思い浮かび、鑑賞にも深みが増すのではないでしょうか。

棟先の返りにもどりますが、ここにも情報があります。
例えば棟先の左右の面(表裏の面)で返りの焼きの止まり方が揃う物、揃わない物がありますが、ある講師の解説で三善長道の返りは表裏で必ず揃うと聞いた事があります。
こう言うのも鑑定のポイントですね。
返りの焼きが深い物の棟先に朽ち込みが有る場合など、荒砥で押して除去する事になりますが、棟ではなく通常の焼き刃が研ぎ減りにより、刃先から細るのではなく焼き頭部分から低くなって行くのと同じ原理で、棟の”面”の焼きが弱まり庵の頂点と棟角を残し、尖り帽子状になる事が有ります(焼き入れ当初からの場合も有りますので要注意)。 
こう言う現象も、棟のうつむき気味の刀には発見出来るかも知れません。その場合、出来た当初からのうつむきではなく、研ぎでうつむいた事が分かります。
また、研師がこう言う事を書いたらダメかも知れませんが、帽子の繕いを見破る決め手となる可能性も有ります。
帽子の焼きは返りまでぴっちりと有るのに棟先を光りに透かすと焼きが全く無い・・・。


ざっと書きましたが、棟を丁寧に鑑賞するだけでも色々見えて来ます。
それが刀。
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連絡記事その後

2012/09/17 23:06
お騒がせして申し訳ありませんでした。
その後無事連絡が取れました。
ありがとうございました。

玉置城二
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連絡記事

2012/09/15 22:18
本日HPよりお問い合わせを頂いた方、ご質問を頂きましてありがとうございました。
その後、返信をさせて頂きましたがエラーメッセージが返って来ます。
メール受信ボックスが一杯、或いはPCメールを弾く設定になって居るのでしょうか? 恐れ入りますが、ご確認をお願い致します。

玉置城二
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上古刀

2012/09/13 23:39
先日、出土刀を複数拝見。 
いずれも反りの無い直刀で、上古刀(じょうことう)と呼ばれる刀です。
上古刀とは、一般に見る反りの有る太刀が出現する以前の刀を指し、所謂”日本刀”とは区別されています。
つまり、正倉院に有る様な奈良時代の直刀は”日本刀”とは呼ばないわけです。(間違っていたらご指摘下さい。よろしくお願い致します)

拝見した品は伝世品ではなく出土刀ですので全体に酷く朽ちています。
しかし窓明けの出来る部分を窓明けしたり、比較的状態の良い物は全体に研磨されておりました。
その全体に研磨された品ですが、各所に大変大きな朽ち込みが有りますが、焼き刃の確認出来る部分も多く、地鉄も広範囲確認出来ます。
いや凄い刀でした。
地刃共に無理な事はせずありのままに研磨してありますが、地色が大変明るく、またこの刃の明るさには上古刀のイメージを完全に覆されました。
(もちろん全てがこの様な明るい物ではなく、かなりボーッとした刃の物も有りました)
研磨も大変すばらしく、こういう艶使いが出来る研師の艶を見せて貰いたい・・・。 
曇りから拭い終了まで全部・・。

今、昭和大名刀図譜で直刀を見ていました。
何号、何号、と番号で表記される正倉院の直刀をずっと見て、その後に続く三条や五条の太刀を見ると、なんでしょう・・、弱々しい・・。
研師ですので刃三つ角などに敏感なだけなのかも知れませんが、正倉院の刀剣類が奇跡の保存状態だからと言う事でしょうか。
ん〜、それにしても直刀を見た後に湾刀を見ると妙な感覚を覚えるなぁ・・・・。 言葉を選ぶのが面倒なのでもう止めます。


新作刀の研磨。
誠に難しい刀。 
色々試行錯誤して辿り着いた方法が、以前からの最大とも言える課題をクリア出来たかもしれない。
一人でワーッと喜びたいが、これ一振りにだけあてはまる事かも知れず、喜ぶのはまだ先に持ち越そう。
私にとっては最大とも言える課題ですが、そう言う研ぎを普通にやっている研師が居る訳で、そう言う研師の曇りから拭い終了までを全部見せて貰いたい。。



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昨日と今日は

2012/09/11 22:09
昨日今日と押形。
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先の位置の揃いが悪いしもう少し表裏の間隔を狭めても良かったか。
位置決め、そしてその通り正確に取るのが一番難しいかも・・・。
もう数ランク意識を高めなければダメ。

畿内平安太刀、同鎌初太刀・剣、その他数振り拝見。
大変勉強になりました。 ありがとうございました。

昨日、刀職に就きたいと言う若者に会う。
私には大したアドバイスは出来ませんが、時間を掛け沢山の人に会う事をすすめる。
本人の気持ちを詳しく知る事は簡単では無いが、少なくとも今の状態ではアピール度は低い。

HPをやっている関係上、刀職への就職希望者や弟子入り志願のメールは度々有る。
内容は弟子入り志願では有るが「名を名乗らない」人が本当に多くて驚く。(昨日の方はちゃんとした方でした)
社会に適応出来ない人が安易に逃げ込めそうな世界にでも見えるのでしょうか。
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今日はせん

2012/09/05 23:50
何年か通っているジムが駅前に有るのですが、駅前なので塾も沢山あります。
私はいつも夜11時くらいに終わりますが外には大勢の塾終わりの小中学生。
親が迎えに来て居る子もいますがそのまま一人で帰宅する小学生の女の子も沢山見ます。
もっと遅くまで勉強してから帰宅する子らも多いでしょう。 
日本中どこでもずっと昔からこう言う状態だと思いますが、広島で起きた様な事件がそれほど多く無いのが不思議。
一人で帰る子にも諸事情あるのでしょうが心配です。

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今日は短刀仕上げ後、刀のセン(鏟)仕事。
私の場合、センはそれほど頻繁に使うものでは無いので気分転換にもなり結構楽しい仕事。
ストイックな方には「楽しい仕事?!所詮その程度しか出来ていないと言う事だ」と叱られると思います。

仰るとおり。
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攻めの

2012/09/04 23:22
ここ数日攻めの研ぎをやっていましたが、なんとか形に成った。
こう言う仕事は割に合わないものだが将来につながるでしょう。
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今日も

2012/09/04 00:53
今日も刀のお話を沢山。
また飲み過ぎ…。
あぁ楽し。
ありがとうございました。
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昨日は

2012/09/02 15:15
昨日は鑑賞会と懇親会。
楽しい集まりです。
飲み過ぎました。
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京都 刀剣研磨 2012年9月のブログ記事/BIGLOBEウェブリブログ
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