研磨工程を ⑦

某日、地砥を引き終えようやく内曇工程が終了しました。

鋒をナルメ、下刃艶をかけます。
下刃艶は主に刃に対し効かせて行くのが通常の作業ですが今回は地砥を荒く引きましたし、この後使用する予定の下地艶の質も考慮し、地砥で作った硬い刃艶で刀身全体に艶入れをします。
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個人的にはこの状態や次ぎの下地艶、その次ぎの中地艶時の刀身が凄く好きです。
映りの有る物は全工程中一番際立って見えますし、鎬地に映る場合も磨き前ですから完全な状態で見る事が出来ます。
・・・しかしその状態は所詮研磨未完成状態。 人前に出る顔では無いのかも知れませんね・・・。 
何よりこの状態では大変錆びやすいです。 
後に行なう”拭い”工程は錆びに対する抑制効果は絶大です。